はじめに:”これぞバイク”という存在を、もう一度
今のバイクに何か物足りなさを感じている人は少なくありません。電子制御、静かなマフラー、洗練された走り…もちろんそれもバイクの進化です。
でも――
“バイクってこういうもんだろ?” と思わせてくれる存在感。
それが、今こそ手にしたい“名車”たちです。
ここでは、走り・音・姿、そのすべてが”バイクらしいバイク”といえる、中古市場で手に入る名車5選をご紹介します。
1. Honda CB400Four|美しさと音がすべてを物語る
ヨンフォア――それだけで通じる存在感。1970年代、走る芸術とも称されたこのバイクは、4in1の集合マフラーが奏でる乾いた音と、美しく流れるラインで、今もライダーを惹きつけます。
🔥 ポイント:
- 「カフェレーサー」の元祖的スタイル
- 古さを感じさせない完成されたデザイン
- 乗らずに眺めているだけでも価値がある
2. Yamaha SR400|余計なものをすべて削ぎ落とした“バイク”
キックスターター。単気筒エンジン。シンプルなフレーム。
バイクの基本だけで構成された、ある意味もっとも“純粋なバイク”。
何も足さず、何も引かない――SRはそういう存在です。
🔥 ポイント:
- 「キックが決まると気分もアガる」
- 見る者を惹きつけるシルエット
- 乗るほどに「自分のバイク」になっていく
3. Kawasaki W650/W800|大人のクラシック
パッと見て、誰もが「カッコイイ」と思うデザイン。だけどそれは奇をてらったものではなく、クラシックの王道を突き詰めたスタイルです。
重厚で落ち着いた見た目に、ツインエンジンの鼓動が加われば、どこに停めても絵になります。
🔥 ポイント:
- 英国バイクへのリスペクト+国産の安心感
- 乗っているだけで“わかってる感”が出る
- 長く付き合える、真面目な一台
4. Honda GB250クラブマン|静かな本物
CBの血統を継ぎながらも、派手さは控えめ。それでも見た人の記憶に残る不思議な魅力を持った一台です。
スタイリッシュなタンク、シンプルな構成、美しいエンジンの造形。まさに“静かなる名車”。
🔥 ポイント:
- 飾らず、ただ美しい
- 軽快さとクラシカルが共存
- 知ってる人には「おっ」と思わせられる
5. Kawasaki ZRX1200R|これぞネイキッドの完成形
Z系の血を継ぐ、マッスル感と洗練を併せ持った王道ネイキッド。**走りもスタイルも「ちょうどいい」**という言葉がこれほど似合うバイクはありません。
ハーフカウル、太いタイヤ、タンクの存在感――
どこから見ても「バイクといえば、これだよな」と思わせる一台です。
🔥 ポイント:
- ストリートでも高速でも様になる万能型
- カワサキらしい「男らしさ」
- 一生乗れる一台、という声も多い
まとめ|“本物のバイク”を手に入れるなら今しかない
趣味が多様化する時代に、バイクも便利・スマートになってきました。
でも、あの頃憧れた「バイクらしいバイク」たちは、今も確かに生きている。
乗るたびに、エンジンの鼓動が心に届く。
走るたびに、誰かが振り返る。
所有することそのものが、誇りになる。
今、名車を選ぶのは“贅沢”ではありません。
それは、自分に正直であること。