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慣れた道の落とし穴|免許取りたて、NSRで空を飛んだ話


はじめに:慣れた道が一番危ない

バイクに乗り始めたばかりの頃、毎日走っている道は「安心」だと思っていた。
でも、ある日その道が突然牙をむいた。

通学中、NSR250(結構自分にとっては自慢のバイク)で帰っていた“いつもの上り坂”。
そこで起きた事故は、今でも鮮明に覚えている。
これは、自分が空を飛んだ日の話だ。


グリップを失った一瞬、バイクは空を飛んだ

その日は特に変わったことはなかった。
学校からの帰り道。NSRで坂を上っていた。
その道は毎日のように通っていたから、少し気が緩んでいたのかもしれない。

問題の場所は、右コーナーの手前。
上り坂で、しかも見通しも良く、いつもならスムーズに抜けられるカーブだ。

でも、その道路はダンプカーが頻繁に通っていて、
イン側に細かい砂利がたまっていることがあった。

その日は、それを見落とした。
いつものように進入した右コーナー。

フロントタイヤが先に滑り、続いてリアがグリップを失った。
気づいた時には、バイクが横に傾いたまま、自分ごと宙に浮いていた。

そして、着地の衝撃。
そのまま反転し、歩道を飛び越え、壁に激突。
NSRと一緒に、自分の身体も打ちつけられた。


当時の心境とケガの具合

何が起こったのか、正直よくわからなかった。
ヘルメットのシールドは割れ、手足は擦り傷と打撲だらけ。
幸い、命に関わるような大ケガではなかったけれど、
「死んでてもおかしくなかったな」と後になってゾッとした。

NSRはカウルがバキバキ、ステップが折れ、修理代も痛かったけど、
それよりも精神的なダメージのほうが大きかった。


学んだ教訓:「慣れ」こそ最大の敵

この事故をきっかけに、「慣れた道=安全」ではないことを学んだ。

特に注意すべきは、

  • ダンプが通る道のイン側
  • 砂利や落ち葉が溜まりやすい場所
  • 下りやコーナーの進入ポイント

“見えてるはず”と思っても、見えてないことがある。
「いつも通り」が事故の入口になることだってある。


今ならこうする:通勤バイクカスタムで対策

もし今の自分が、当時の自分にアドバイスするなら――
以下の装備・整備を勧める。

✔ タイヤはグリップ重視で選ぶ

安いタイヤより、滑りにくいものを。(その頃も安いのは履いていなかったけど)

✔ ライトは明るいLEDに

夜道や影になった路面の“砂利”も見逃さない。(夜は本当にこれ)

✔ ブレーキ整備と姿勢の見直し

ブレーキは整備だけじゃなく、使い方も大事。下手な姿勢は転倒を招く。(パニックブレーキはやめましょう)


まとめ:事故の経験が、バイク人生を変えた

あの事故がなかったら、きっと今も「慣れた道」への警戒心は薄かっただろう。
“いつも通り”に油断した結果が、宙を舞う経験につながった。

生きていれば、学べる。
ケガをしても、反省して、次は避けられるようになる。
だからこそ、あの日の事故は「無駄じゃなかった」と今は思える。


この事故を通して、バイクに対する意識が大きく変わった。
考えてはしるようにもなった。
バイクを大事にする心も養った。
でも、命が大事だという事も学ぶ事にこのあとなる。
もしあなたも、日常的に乗っている道で油断しているなら、一度見直してみてほしい。
「慣れ」が命取りになることがある。