この記事でわかること
- 信号待ち中に起きたバイク事故の実例
- 保険会社の対応や補償内容の詳細
- 事故から得た教訓とライダーへのアドバイス
はじめに|学生ライダーだった頃の出来事
あれは、僕がまだ10代の学生だった頃。 通学やバイトの足として乗っていたのは、CBR250ハリケーン。 ある日、いつものように片側1車線の道路で信号待ちをしていた時のことでした。
信号が青に変わった、その瞬間。 クラッチをつなごうとしたタイミングで、「ドンッ!」という衝撃と共に、後ろから車に巻き込まれました。
気がつけば、CBRは無残にも横倒し。自分も転倒し、何が起こったのか一瞬わかりませんでした。 すぐに近くのバイク屋さんが駆け寄り、警察に電話してくれました。さらに、事故の一部始終を見ていたその方が、証言までしてくれたおかげで、こちらに過失は一切ないと判断されました。
当時はまだドラレコなんて一般的ではなかった時代。もしあの時、誰も見ていなかったら…と思うと、今でもゾッとします。
【事故の詳細】青信号と同時の追突とは?
場所は片側1車線の一般道。前方に車もなく、完全に停止して信号が青に変わるのを待っていました。 信号が変わり、発進しようとしたその時、後方から来た車が急に突っ込んできて巻き込まれました。
結果、CBR250ハリケーンはフレームが歪み、修理不能のため廃車。自分にも軽傷ながら打撲や擦り傷が残りました。
加害者はブレーキの遅れ、もしくはよそ見をしていたとのこと。こちらが完全に停止していたこともあり、過失割合は100:0で相手の責任となりました。
【第三者の証言】バイク屋さんが助けてくれた話
事故直後、パニック状態の中で本当に助かったのは、近くのバイク屋さんの存在でした。 偶然にも事故を目撃していたその方がすぐに警察に連絡してくれ、さらに現場で証言までしてくれたことで、事故処理は非常にスムーズに。
このときほど、「第三者の証言のありがたさ」を痛感したことはありません。 今でこそドラレコがありますが、当時はそんな便利なものはありませんでした。
【保険対応】任意保険で全額補償された内容とは
加害者側が任意保険に加入していたため、車両の損害、医療費、ヘルメットやジャケットなどの装備損傷も含め、全額補償してもらえました。
当時の自分は学生で、こちら側の保険も最小限のプランだったため、正直不安でしたが、相手側の保険会社が丁寧に対応してくれたのが救いでした。
【経験からの学び】事故を通じて得た教訓5つ
あの事故は、バイクに乗る上での「リスク」と「備えの大切さ」を教えてくれました。
- 信号待ち中でも事故は起こる。油断大敵。
- 10代でも保険にちゃんと入っておくべき。
- 証言してくれる第三者やドラレコの重要性。
- バイクの装備(ヘルメット・プロテクター)も命を守る。
- 事故の直後こそ冷静な対応が必要。
今では、どのバイクにもドラレコを付けるようにしています。後方からの事故は避けようがない場合もありますが、「証拠」があるだけで安心感は全く違います。
【これから乗る人へ】バイク初心者へのアドバイス
- 信号待ちでは、後方の車の動きにも注意するクセをつけましょう。
- バイクを購入したら、任意保険には必ず入ってください。学生でもです。
- ドラレコは、もはや“必須装備”です。
- 万が一のために、家族や信頼できる人に事故時の対応を事前に相談しておくと安心です。
まとめ|事故は一瞬、備えは一生
人生で初めてのバイク事故は、愛車との別れと同時に多くの学びをもたらしました。
CBR250ハリケーンは廃車になってしまいましたが、その経験があったからこそ、今でも安全運転と備えを意識できています。
この記事が、これからバイクに乗る方や、保険に悩んでいる方の参考になれば幸いです。